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R-BlooM・三谷麗奈さん インタビュー|「エステの仕事も子育ても、両立したい」エリートコースから開業を決めた思い

女性が働く上で、子育てと仕事の両立を意識する機会は、多くの方が経験するものではないでしょうか。特にサロンの仕事は、時間に対して特にシビアである部分もあります。

「エステの仕事も、子育ても、どちらも大切にしたい」

こうした思いから、サロンの開業を決められたのが、プライベートサロン「R-BlooM」代表の三谷 麗奈さんです。

・開業するからこそ、お客様一人ひとりに合わせた施術ができる
・開業することは、仕事と家庭を両立できる1つの手段になる

今回は、サロンの開業で広がった、人生と仕事の可能性について、三谷 麗奈さんにお話を伺いました。

「お客様一人ひとりに合わせられるサロンを作りたい」という気持ちも、「将来子供が欲しい」という気持ちも、どちらも大切にしたい

――本日はよろしくお願い致します。三谷さんが開業された理由についてお伺いしてもよろしいでしょうか?

よろしくお願い致します。
開業した理由としましては、「お客様一人ひとりと向き合い『自分らしい美しさ』を一緒に見つけていきたい」という思いと、「女性が子育てをしながらでも働きやすいエステサロンを作りたい」と思ったことですね。

エステ業界で働いていて感じたことは、女性が多い業界なのに妊娠したときも、出産した後も働きにくい業界だということです。

 

――なるほど、働きにくい原因としてはどのようなものがあるのでしょうか?

理由は色々あると思います。1つ目に、エステというのは予約で動く仕事なので、急な対応がしにくいんです。
子供が小さい時は、どうしても熱を出してしまったりして大変ですよね。
そうなったときに、どうしても予約を受けることができません。
働いている本人としても「それで周りに迷惑をかけている」と気にする状況があり、誰が悪いわけでもないのに働きにくいと思うんです。

 

――予約が前提になりやすい仕事だからこそ、不測の事態への対応が難しいということなんですね。

そうですね。以前、私が通っていた美容室さんでもそうした問題がありました。ある美容師さんをずっと指名していたのですが、その方が妊娠したということで産休を取られたんです。

その後、産休を経て戻ってこられたのですが、お子さんが熱を出してしまい、予約の当日キャンセルが数回続いたことがありました。

もちろん仕方のないことなのですが、お客様の立場に立つと、そういった事情は理解しているけど、足が遠のいてしまうのが正直なところでした。その方は結局、育児などの事情で美容室を辞めてしまいました。

 

――難しい問題ですね。他にはどのような原因があるのでしょうか?

エステの仕事は、圧を入れてマッサージすることによる腹圧などの問題もあり、妊娠している方には負担のかかる仕事です。その他にも、機械を扱う施術は制限があったりするなど、多くの問題があると感じています。

こうした状況を見たときに、私は、将来子供が欲しいという気持ちと、お客様一人ひとりに合わせられるサロンを作りたいという気持ちのどちらも大切にしたいと思いました。だったらどちらも両立させる方法は何だろうと考えたときに、自分らしく生きたいと思い、開業を決めたというのも大きな理由ですね。

 

個人での経営だからこそ、仕事の時間や、働く場所を自分の理想に合わせて変えられる

――特に仕事と子育ての両立というところに課題を感じて、開業を決意されたんですね。実際に開業されてみて、変化はありましたか?

まず、働き方の面ではかなり柔軟にやっていけそうだと感じています。
もともと、仕事と子育てを見据えて開業したということもあり、サロン店舗自体を大きくしたいという気持ちはありません。

今、パートなどで女性が働いて稼げる全国月間平均金額が約97,000円と言われています。

これはまだ理想の段階ですが、将来、子育てをしながらサロン維持費プラス97,000円ぐらいの利益が出るような小さなサロンにしたいと思っています。

 

規模が大きくなるにつれて難しくなる、「お客様一人ひとりのニーズに対応すること」の難しさ

――たくさんお客様を呼ばなくても大丈夫という点は、個人でやるからこそ実現できることですよね。

そうですね。開業するときから、少ない人数のお客様を、長年見ていけるサロンにしたいと思っておりました。そうしたサロンの実現に向けて進んでいるなという感覚があります。

こうしたサロンを目指すためには、家庭との両立だけでなく、エステの仕事に対する私個人の思いもあります。

 

――なるほど。お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

会社に勤めていると、技術の統一化という面で、マッサージの手技がきっちりと決まっているサロンが多くあります。

スタッフによって技術レベルの差を出さないためにも、とても大切なことなのですが、私は肩周りが凝っているお客様がいたら、肩周りを重点的にマッサージしたいと思ってしまいます。

組織に所属する上では決まりを守ることの大切さは理解していましたが、決まりを守ることで「本当にお客様一人ひとりのニーズに合わせることができているのだろうか?」と自問自答していました。

ならば、お客様の「こうしてほしい」という声を聞けるサロンを自分で作りたいと思ったんです。自分一人でやるのであれば、一人ひとりのお客様のニーズに細かく合わせてやっていけるようなサロンにしたいなと思いました。

 

「なんでも言ってください!」というお客様第一の姿勢で向き合い、学び、価値を提供していく

―― 一人ひとりに合わせた施術。そうした思いもあったんですね。

綺麗になりたくて来る方がいたり、お話をしたくて来る方がいたり、目的は一人ひとり違っていても良いと思っています。

お客様のご希望をどこまで聞いていくのかは難しいことではありますが、出来る限りのことはしたいなと考えています。

なので、メニューも、お客様に合わせて選択できる形で行っています。
さらにプラスで「こうしてほしい」というご希望があれば、できる限りは対応させて頂くという形を取っています。

 

――そうしたスタイルを取ってみて、良かったなという出来事などありましたか?

まだオープンして3ヶ月ではあるんですが、ありがたいことにお客様からブライダルエステのご依頼も2件ほど頂いているんです。大事な日に向けたブライダルエステを任せて頂けるのは大変ありがたいですし、嬉しいことだなと思っています。

ずっとオープンから通って頂いているお客様で、ぜひお願いしますということでご依頼を頂きました。

ご自身で気にされている部分は人によって違いますし、着るドレスによってご要望も異なります。そういった要望に特化したメニューを当サロンでは行っています。値段と時間だけ決めて頂き、あとはその中でオーダーメイドの施術を行っています。
なので「一人ひとりに合わせた施術を行う」ということが実現できてきています。

 

――素敵ですね。一人ひとりに合わせて常に最善を尽くす、ということですね。

ありがとうございます。「なんでも言ってください!」というお客様第一の姿勢で向き合い、出来る限り対応できるような努力は惜しまないようにしています。

 

「自分が後悔をしない生き方」をしたい

――「開業」という決断をされたとき、怖さなどは無かったのでしょうか?

怖さはありました。
しかし、私は「自分が後悔をしない生き方」をしたいという思いが常にあります。

正直、知識不足な状態で開業してしまいましたが、自分が選んだ道なので、弱音は吐かずにやっています。

それに、本当にありがたいのですが、周りの方々に助けて頂き、店舗をオープンしてすぐ、雑誌や業界誌などにも取材して頂きました。

いろいろな方のおかげで今があるなと実感しています。私が大会に出られたことや、今こうした経歴でやってこれていることも、全部人に助けてもらってのことです。

お世話になった方々に頑張っている姿を見せたいなと思います。

 

美容を通して、「頑張ろう」と思える人を増やしたい

――本日はありがとうございました。これから、新たに挑戦していこうと考えていることはありますか?

ありがとうございました。そうですね。老人ホームなどの出張美容を行いたいと考えています。

現在、年齢層の高い方が増えている中で、美容で認知症の症状などを軽減できるというのが科学的に証明されています。

老人ホーム全体でもレクリエーションという形で、年配の方々がどう楽しく生きていくかに取り組む場所も非常に増えています。そういった分野も、これから関わっていきたいなと思っています。

美容を通じて、幸せを提供し、生きる希望となれればとよいと思っています。

 

――美容としてだけでなく、相手を元気にさせるということですね。

そうですね。早速、資生堂の化粧療法士の資格を先日取得しました。楽しくレクリエーションという形で美容に取り組む方法を指導するための資格です。

私一人が担当できる人数は当然限られていますが、美容を通して幸せになる人が増えると嬉しいなと考えています。

「綺麗になりたい」だけが目的じゃなくても、気持ちが明るくなれる、そんな美容のあり方があっても良いんじゃないかと思っています。

 

――素敵ですね。サロンとしてはどうでしょうか?

サロンとしても、「元気がない」「幸せになりたい」「綺麗になりたい」など、ポジティブになりたい人がやってくる場所になればなと思っています。

カウンセリングに活かすために、これから心理学の勉強もしていきたいです。

お客様が求めているもっと深い部分や、悩みの相談ができ、「来て良かったな」「スッキリしたな」と思って頂けるような場所を作りたいですね。

 

※撮影協力:工藤 としひさ

※記事協力:山口 遼大

プロフィール

三谷 麗奈

平成26年3月、タカラ・インターナショナルエステティックカレッジを卒業。
その後、技能五輪国際大会出場に向けてエステティックサロンでアルバイトをしつつ練習に励む。国際大会出場後は、エステティックサロンの開業から携わり、インストラクターとして技術指導とサロン業務を行う。

平成28年4月、ソティスジャパン株式会社へ入社。ソティスサブチーフとなる。確かな技術力が評価され同社の新製品のデモンストレーションやビューティーワールド、タカラベルモントTWBC等のイベントにて実演を任される。

平成30年4月、「R-BlooM」を開業する。
現在、エステティックコンテストの審査員や、多数のイベントやメディアでも活躍中。

 

・R-BlooM(http://r-bloom.com/
〒231-0033
神奈川県横浜市中区長者町5丁目75-1
スクエア長者町914号

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