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六角橋つつみ接骨院、堤孝宏さん|「言われたことを素直にやるこ と」が意外と難しい − プライドを捨て周りを頼り、月500名の集客を実現

過去の経験を生かし、開業を果たしたオーナーにとってなかなか切り離せないのが「技術者としてのプライド」ではないでしょうか。誇りを持ち仕事をするからこそ、周りを頼ることが難しいこともあるかもしれません。

 

今回取材をした「六角橋つつみ接骨院」の堤孝宏さんも、以前は周りを頼ることが得意ではなかったそうです。しかしその重要性に気付き、周りの力に頼りながら毎日20名ほどを集客することに成功しています。

「教えてもらったことを、素直に全部やっただけです」

「待っていても助けは来ません。自分で足を動かしてください」

 

周りを頼ることの大切さと、必要な心構えについて堤孝宏さんからお話を伺いました。

 

「同じ人が最後まで責任を持ってやる」ことが信頼につながる

──本日はよろしくお願いいたします。まずは、お店のコンセプトについて教えていただけますでしょうか。

よろしくお願いいたします。地域密着型の店舗を作りたいという思いでスタートしました。私はこの地域で育ったのですが、あまり治療院が多くないのが現状でした。ここに住んでいる方々は、バス・徒歩で15分かけて治療院へ通っていらっしゃいます。そのため、もう少し近場で通える場所があれば便利なのではないかと考えました。

 

──地域密着での治療の強みは、どのような点が考えられるでしょうか?

地域密着のメリットとしては、施術はもちろん、生活における悩みなども含めて、継続的に相談相手になれるため信頼につながることではないでしょうか。

 

現在、整体や接骨院の業界では、フランチャイズ型の店舗が増えてきています。そうした店舗の中には、流れ作業でマニュアルに沿った治療を行うために、お客様が満足していない場合もあるようです。

また、行くたびに違う先生が担当になってしまうこと、そのために症状などを説明し直す必要が生じることも課題としてあります。この店舗では私が一人で施術を担当いたします。最後まで責任を持って見ることができるという意味で、信頼していただけています

 

駅前から離れていても、住宅街なら人は集まる

──現在は月に何名ほどのお客様がご来院しているのでしょうか?

1日20名ほどを担当しており、営業日が25日ですので、約500名のお客様に来ていただいている計算になります。2019年5月に1周年を迎えることができたのですが、予想以上の結果につながりとても嬉しいです。

 

経営に関しては無知な状態でスタートしましたので、この1年間は試行錯誤して、新しいものに挑戦していこうという思いでした。周りの方々に助けられながら、目標以上の成果を出すことができました

 

──立地に関して、駅から離れた場所ですが、ここを選ぶことに抵抗はありませんでしたか?

正直なところ、立地に関しては周りから「もう少し駅近くの方が良いのではないか」と反対されていました。確かに、地形的に考えてもご高齢の方向けの場所ではありませんでした。

確かに、人の多さという意味では駅前は多いですが、人が集まっているのが駅前というだけで、住宅街にもたくさん人がいますもし当院に人が集まらないのだとしたら、私の腕の問題だと考えていたので、最初は不安でしたが今の場所で開業しました。結果的には多くの方にご来院いただいてよかったです。

 

「チラシで初日から16名を集客」直接手渡しで手応えを実感

──開業当初から多くのお客様がいらしていたとのことでしたが、最初の集客は何をされたのでしょうか。

一番効果的だったのが、チラシのポスティングでした。開業するうえで、「スタートダッシュを切りたい」「地元にまず知ってもらいたい」と考えたときに、一番簡単な集客方法はチラシだろうと思い、実践しました。

 

GW明けに開業したのですが、その前のGW中に自ら1万5000部を配りました。5日間、毎日朝から晩まで配り続けました。

 

ポスティングをやってみて感じたメリットは、直接手渡しで渡すことができることでした。チラシを入れていたときに住民の方がいらっしゃれば、私の顔を見たうえで受け取ってくださいますそこから実際に、何人もの方にご来院いただけました。手渡しで渡されたものは無条件に目に入ります。そうしたインパクトは大きかったです。

 

今までチラシを配った経験はなかったため、最初は疑心暗鬼でした。しかし2日目から、配っている最中に予約が入ってくるようになり、初日の予約が16人という結果でしたこれだけで月の目標が達成できたことから、効果の高さを実感しました。

 

この地域がチラシの効果が高いということも後からですが知りました去年の1年間はチラシをずっと配り続けていましたが、それでも効果がありました。

 

教えてもらったことを素直にそのまま全部やっただけ

──初日で16名の集客。効果の高さが伺えます。チラシは堤さんが作成されたのでしょうか。

業者の方にご依頼しました。

独立する前に、勉強会などにも積極的に参加し、つながりを広げていく中で、集客について教えていただける方々とお会いすることができました。

 

お金をかけてでも、プロにお聞きするのが一番いいだろうと考えていました。うまくいったのは、教えていただいたことを素直にそのまま全部やったという、ただそれだけだと思っています

 

とはいえ、私は元々古い考え方の人間で、「こうしたほうがいい」と教えていただくことに対しても最初は疑心暗鬼でした。ですが、実際に結果が出てきたので、すぐに考え方を切り替えました。チラシに関しても結果がすぐに出たので、「頑張ろう」と思い継続しました。

 

──プロの方に聞き、それを素直に実行することが大切なのですね。ですが、誰にお願いすればいいのか、迷う方も多いのではないかと思います。その基準はどこにあったのでしょうか。

基準としては、私が考えている店舗のコンセプトに合致するかどうかは見ていました。地域密着でやるうえで、私に足りないものを教えてくれる方かどうかです。

そのうえで、空気感が合うかどうかがとても大事だと思っています私の場合は、泥臭くて暑苦しいような方のほうが気が合いますし、話していて楽しいと感じます。そういう価値観・性格的な部分がマッチする人でしたら信頼できますし、投資できると思いました。

 

「とにかく周りに助けを求める」待っていても助けは来ない

──開業してみて、開業する前のイメージとギャップはありましたか?

私が準備不足だったため、ギャップはありました。開業前は「自分が思ったようにできるから、楽しいだろう」と考えていましたが、さすがにそこまで生半可なものではなく、考えなければいけないことがたくさん出てきました。

 

お金や集客など、経営のことを考える必要が出てくることが、大きな負担でした。独立する前は、院長の後ろ盾があったからこそ、強気でできていたのだと実感しましたやりたいことをやろうと思っても「それをすればお客様が来なくなるかもしれない」という不安が常に付きまとう日々でした。

「経営を軌道に乗せなければ」と考えるあまり、自分の強さだと思っていたアグレッシブさが消えてしまい、イメージとの違いを感じました。

 

──そうしたつらい状況を、どのようにして乗り越えられたのでしょうか?

私がここでも悩んでいても仕方がないと思い、成功している方々の話を聞くことにしました。業者の方や開業した先輩など、同じ悩みを既に経験されている方々です。

聞いて回り、「自分はこうした」「我慢しないでいい」「失敗もデータになる」などの声をもらい続ける中で、守りの姿勢に入っている自分の足かせを外していきました。そこから結果が出れば自信になります。

 

とにかく聞ける環境があるのであれば、聞いたほうがいいと私は思います。プライドは捨てて、年齢が下だとかは関係なく、成功している方の話を聞くことが一番の近道ではないでしょうか

 

──本日はありがとうございました。最後に、これから接骨院を開業する方々へ向けて、メッセージをいただけますでしょうか。

開業するにあたって、自分でいろいろなことを調べるのではないかと思います。ですが、調べすぎると情報が多すぎて、迷路にはまってしまうこともあります。優先順位がわからない段階で、情報を得るには、周りに助けてもらうことが重要です信頼できる方を見つけたら、言われたことはとにかくやり続けてください。途中で心が折れそうになるかもしれませんが、ある程度の我慢は必要です。

待っていても助けは来ません。自分から助けを求めることが大事です。そうすれば皆さん助けてくださいます。足を使って動くことがとても大切だと思います。

 

プロフィール

堤 孝宏

 

・六角橋つつみ接骨院( http://rokkakubashi-ts.com/wp/

〒221-0802
神奈川県横浜市神奈川区六角橋5-20-23

東急東横線「白楽」駅より徒歩15分

市営地下鉄ブルーライン「岸根公園」駅より徒歩15分

市営地下鉄ブルーライン「片倉町」駅より徒歩15分

 

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