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サロンを開業する際に必要な資格を解説|資格の難易度・必要年数・費用とは?

サロン業界で開業を目指す方がまずはじめに気になることの一つは『資格』ではないでしょうか。

施術をする上で必要な資格があるのかどうかは業種によりますが、自分のことを知らない新規のお客様から信頼を得やすくするために『資格』を持っていおいた方がよい場面はあります。

エステサロン、マッサージ、整体院、整骨院・接骨院、ヘアサロン(美容室)、ネイルサロンの各業種について、開業する上で資格が必要なのかどうか、当記事で解説しますので、開業前に一度ご確認頂くことをオススメいたします。

 

 

エステサロンで必要な資格

エステサロンを開業する上で、資格は必要ありません

資格がなくてもエステサロンでの開業は可能ですが、お客様からより一層信頼感を得るためには民間の認定資格を持っておくことは良いのではないでしょうか。例えば、日本エステティック協会(公式サイト)が定めた認定資格「AJESTHE認定エステティシャン」に必要な条件と費用は以下のとおりです。

 

難易度・・・【低】

エステ協会が認定するスクールで勉強し修了していれば、それほど難易度は高くありません。

費用(試験の受験料)

10,368円(税込)

資格は毎年の会員継続(年会費のお支払い)が必要となります。

資格取得にかかる年数や必要な条件

資格試験を受験するためには下記①と②を満たす必要があります。

  1. エステティシャンセンター試験に合格
  2. 協会認定校での300時間以上コースまたは1000時間以上コースの修了、または実務経験1年以上

働きながら日本エステティック協会認定校300時間のコースへ通う場合、1週間に2日間(16時間)通うとすると、約5ヶ月ほどかかることになります。

試験開催日程

筆記試験は年に3回開催しています。

 

 

マッサージで必要な資格

マッサージを開業する際には「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格が必要となります。医師や看護師と同じように人体を扱う職業として「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」によって定められた医療系の国家資格です。

このあん摩マッサージ指圧師の資格を持っていれば「マッサージ」としてメニューを出すことができますが、あん摩マッサージ指圧師の資格を持っていない場合は「もみほぐし」という表現を使わなければいけません。

 

難易度・・・【低】

2019年2月に行われた試験では約87%が合格しているため、事前にしっかり勉強さえしていれば難易度は比較的低いと言えます。なお、試験は四択の筆記試験だけで実技試験はありません

費用(試験の受験料)

11,600円

資格取得にかかる年数や必要な条件

文部科学大臣または厚生労働省大臣が認定する専門学校や短大、大学等の学校で3年以上勉強しなければいけません。

詳細は公式サイトをご覧ください。

試験開催日程

年に1回、毎年2月に開催されています。

 

 

整体院で必要な資格

整体院を開業する上で、資格は必要ありません

後述する整骨院や接骨院とは異なり、施術内容に制限がなく、主にからだ全体の骨格や関節の歪み・ズレ、骨格筋の調整などを行います。施術自体は治療に該当しないため資格は必要ありませんが、保険の適用はできず、全て自由診療となります。街でよく見かける多店舗展開しているチェーン店は主にこの整体院に該当します。

開業するための資格は必要ありませんが、民間資格を取得するのは一つの選択肢だと思いますので、整体業界では人気のある一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会(公式サイト)が認定する資格について解説します。

なお、一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会が認定する資格には、整体だけではなくヨガやアロマ、ベビーマッサージ等もあります。

難易度・・・【低〜中】

未経験者からでも取得は可能で、認定された学校へ通っていれば資格取得はそれほど難しくありません。

費用(試験の受験料)

5,000円

有料会員でないと受験ができず、個人会員は「登録料1万円+年会費1.5万円」が必要です。
※学校へ通う場合は、整体師1級は50万円、整体師2級は35万円、整体師3級は15万円が必要です。

資格取得にかかる年数や必要な条件

認定試験として「技術試験」と「学科試験」があり、両方に合格すると認定証が発行されます。
学校に通わずに試験を受けることは可能ですので、資格取得までにはあまり時間がかかりません。
ただし、IHTA有料会員でないと受験できませんので、その点は注意が必要です。

※学校へ通う場合は、整体師1級は78時間(平均4ヶ月)、整体師2級は43.5時間(平均2ヶ月)、整体師3級は21時間(平均1ヶ月)の講習時間が必要です。

試験開催日程

実技試験は随時開催しており、筆記試験は各認定スクールで毎月1回開催しています。

詳細は公式サイトにてご確認ください。

 

 

整骨院・接骨院で必要な資格

整骨院・接骨院を開業する際には厚生労働大臣が認めた「柔道整復師」の国家資格が必要となります。

柔道整復師は、骨・関節・筋・腱などに加わる外傷性が明らかな原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などのケガに対し、手術をしない方法で治癒能力を最大限に発揮させる施術を行います。そのため、整体院とは異なり、これら治療行為に対しては医師と同じく保険が適用されます

 なお、「整体院」と「整骨院・接骨院」では上述のとおり、国家資格が必要かどうかの明確な違いがありますが、「整骨院」と「接骨院」では名称の違いがあるだけで、大きな違いはありません。

 

難易度・・・【中】

2019年3月に行われた試験では約66%が合格しています。試験は筆記試験だけですが、昔に比べると合格率が下がってきているため、学校でしっかりと勉強し、国家試験対策を十分に行う必要があります。

費用(試験の受験料)

16,500円

資格取得にかかる年数や必要な条件

高校卒業後、文部科学大臣が指定した四年制大学または都道府県知事が指定した養成施設(3年以上修学が必要)へ通う必要があります。つまり必要な年数としては、最短でも3年以上かかるということになります。
学校へ通うと受験資格を得ることが出来るので、その後国家試験を受験します。

試験開催日程

年に1回、毎年3月に開催されています。

 

 

鍼灸院で必要な資格

鍼灸院を開業する際には「はり師」と「きゅう師」の国家資格が必要です。鍼灸師という資格はないため、はり師ときゅう師の国家資格を有している方のことを鍼灸師と読んでいます。

はり師:症状に合わせて適切なツボに鍼を刺して刺激を与え、治療を行います。
きゅう師:鍼ではなく、もぐさを燃やしツボを刺激することで治療を行う国家資格。

 

難易度・・・【低〜中】

過去数年の合格率は約70〜80%と高い水準ではありますが、徐々に合格率が下がってきているため、事前の勉強をしっかりと行う必要があります。試験は筆記試験だけで「はり理論」「きゅう理論」「共通科目」が試験科目です。事前に申請をすれば、共通科目は1回だけの受験にすることができます。

費用(試験の受験料)

はり師:11,600円
きゅう師:11,600円

資格取得にかかる年数や必要な条件

厚生労働省と文部科学省が指定する専門学校や大学を卒業することで受験資格を得ることができます。学校での養成課程は3年以上となっているため、「はり師」「きゅう師」の資格を取得するまでに最短でも3年以上かかります

試験開催日程

年に1回、毎年2月に開催されています。
はり師ときゅう師の試験日は同日に行われます。

 

 

ヘアサロン(美容室)で必要な資格

ヘアサロン(美容室)を開業する上では、「美容師」の国家資格が必要です。

ただし、2名以上が働くヘアサロン(美容室)では「管理美容師資格」の取得者を1名以上置かなければいけません。管理美容師資格では、美容師免許を取得後3年以上美容師の業務を行った上で、所定の講習を受講することで取得できます。

当記事では「美容師」の資格について解説いたします。

 

難易度・・・【中〜高】

2月に開催される美容師国家試験の合格率は約80〜90%で、8月の試験では合格率が約40〜60%です。決して高くはない合格率ですので、学校で座学をしっかりと学び、繰り返しの実技練習を行う必要があります。

なお、試験は筆記試験と実技試験で構成されており、どちらか一方だけ合格した場合は、次回の試験で既に合格した試験を免除することができます。

費用(試験の受験料)

実技試験と筆記試験を両方受講する場合:25,000円
実技試験または筆記試験のみの場合:12,500円

資格取得にかかる年数や必要な条件

厚生労働省の認可を受けた専門学校で美容科目の単位を取得し、卒業すると国家試験の受験資格を得ることができます。専門学校では昼間過程と夜間過程があり、最短でも2年以上の期間が必要となります。

試験開催日程

年に2回、2月と8月に開催されています。

 

 

ネイルサロンで必要な資格

ネイルサロンを開業する上で、資格は必要ありません

国家資格は必要ありませんので、当記事ではネイリストの中で人気のある「一般財団法人日本ネイリスト検定試験センター」が認定する民間資格をご紹介いたします。

 

難易度・・・【低〜高】

ネイリスト技能検定試験では1級から3級まであり、3級は基本的な技術と知識、2級はサロンワークで通用する技術と知識、1級はトップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術と知識、が求められます。
3級の合格率は約80〜90%、2級の合格率は約40〜50%、1級の合格率は約35〜45%となっており、取得する級によって難易度が異なります。

費用(試験の受験料)

3級:6,600円
2級:8,800円
1級:11,000円

資格取得にかかる年数や必要な条件

級ごとの条件は以下のとおりです。3級であれば誰でも受験可能ですので、勉強さえすればすぐに取得可能です。

3級:義務教育を修了した方であれば、誰でも受験可。
2級:ネイリスト技能検定試験3級取得者のみ。
1級:ネイリスト技能検定試験2級取得者のみ。

試験開催日程

1級:年に2回、春季(4月)と秋期(10月)に開催されます。
2級・3級:年に4回、春季(4月)・夏期(8月)・秋期(10月)・冬期(12月)に開催されます。

 

 

資格を取得せずに営業した場合

業種によって国家資格が必要なもの、必要でないもの、があります。国家資格が必要な業種の場合、万が一資格を取らずに営業したら罰金や営業停止処分がくだされますので、ご自身が開業される業種について事前に確認しておくことが重要です。

 

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