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小河鍼灸スポーツマッサージ8、小河 寛卓さん|「自分からイベントを起こすことで、知名度が大きく上がる」3ヶ月間、顧客ゼロからの逆転劇

「営業活動を続けているものの、なかなか成果につながらない……」

 

開業した後、新規のお客様を獲得することは容易ではないでしょう。様々な場所へ営業をしても、思うように結果につながらないことはあるのではないでしょうか。

 

今回お話を伺った「小河鍼灸スポーツマッサージ8」の小河寛卓さんも、開業当初の集客に苦戦した1人でした。3ヶ月間お客様ゼロというつらい状況を経験されながらも、現在は月80人ほどのお客様が来店するに至っています。

 

「劇的に変わったのは、ご高齢の方向けの体操教室を主催するようになってからでした」

 

小河寛卓さんが活路を見出したのは、イベントの主催でした。自分発信でイベントを起こすことで、大きな影響を与えることができるようになったのです。お客様ゼロからの逆転劇について、お話を伺いました。

「多くの方は、動きや痛みに対して固定観念を持っている」可能性をあきらめないでほしいという思い

──本日はよろしくお願いいたします。まずはお店のコンセプトと施術について、教えていただけますでしょうか。

よろしくお願いいたします。筋・骨・筋膜の治療とトレーニングを行っており、「制限からの解放」を治療院のテーマとしております。多くの方は動きや痛みに対して固定観念を持っているため、そこから解放することを目的としています。

 

スポーツマッサージと筋膜治療をメインで扱っており、ゴルフやトライアスロンの大会前など、なにかしら運動をされている一般の方が主なお客様です。運動も痛みも、自分の可能性をあきらめないでほしいと思っています。

 

──月間のお客様の数は何人ほどでしょうか?

1ヶ月に70~80人ほどです。

完全予約制で休みは決めず、予約が入らなければ休みにしています。

 

「会社員のうちにできることはたくさんあった」完全な準備不足でのスタート

──なぜ独立を選択されたのでしょうか。

つながりのあった大家の方から、ある日「部屋が空きます」とお聞きしたので、会社に「辞めます」とお伝えし、勢いで開業しました。

 

もともと30歳までには独立すると決めていましたが、開業のための準備期間もなく、経営、集客、広告などなにも勉強しない状態で、とりあえず手探りの状態で始めてしまいました。

 

金銭面の準備もしておらず、独立してからはお金を借りようと思っても借りることができません。会社員のうちにできることはたくさんあったと、その時実感しました。完全に準備不足でした

 

 

──開業直後の頃の集客について教えていただけますでしょうか。

今はそんなことはないのですが、当時は変なプライドがあり、「前職のお客様は自分でやった感じがしないから連れてこない」と考えておりました。そのため、最初の3か月はお客様がゼロでした。

 

今考えると呆れてしまうのですが、外に出るわけでもなく、なにも考えずにただただ家でずっとお客様を待っていました(笑)。当然お客様は来るわけがありません。会社員とは違い、お客様がいないとずっと一人ですし、誰ともしゃべらない状況が続きとても鬱屈した思いでした。

その後チラシを作り、スポーツ関連の場所に置いてもらえるように交渉することはしたのですが、どこに配ってよいのか、そもそも配っても意味があるのかわからず、1軒1軒配ることはしておりませんでした。

 

そこから、3か月目に知り合いを頼り委託の仕事を始めたことで、私の名が少しずつ広がっていきました。委託元の治療院ではなく私のところに来てくださる方が出てくるようになりました。また、大家さんの娘さんのご紹介やサッカー仲間のつながり、美容室でのつながりでお客様が来てくださるようになりました。

 

「自分発信でイベントをしてから、劇的に状況が変わった」主催者になり効率よく集客

──コンスタントな集客につながった一番の出来事はなんだったのでしょうか。

劇的に変わったのは、ご高齢の方向けの体操教室を主催するようになってからでした。自分発信でなにかを始めると非常に影響力があるのだと実感しました。何かのイベントに参加するのでは1対1のやり取りですが、自分が主催ですと、大勢の方が私の話を聞いてくださいます時間対効果、という意味でも効率が良いです。

 

これから独立する方は、ぜひ自らイベントを開催してほしいと思います。講演会、健康セミナーや体操教室など、形は構いませんが、大きな変化があると思います。

 

ポスティングは1軒1軒まわらなくてはいけませんし、お客様もチラシを見るだけですので、なかなか効果は上がりづらいです。体操教室であれば、私がなにをやっているかを実際に見ていただけますし、体験もできるのが大きいです。

 

「治療院・整骨院業界はレベルの差がある」業界全体の技術力底上げの重要性

──口コミの連鎖を起こすため、取り組んでいることはございますか?

結果を必ず出すようにしています。立地的に、清澄白河駅から徒歩11分とアクセスも決して良くない場所です。そのため、誰かにご紹介していただくためには、私がお客様に対して結果を出さなくてはいけないと考えています。

 

技術のレベルは決して下げず、常により良いものをご提供することを大事にしています。

 

──お客様としては、結果が出ることがまず何より大事ですよね。

はい。そういう意味で治療院・整骨院業界はレベルの差があると思っています。

自費で施術されている治療院・整骨院は技術の高い方が多いのですが、保険治療でやっている場合は、技術がなくても保険でとにかく回転率を挙げて儲けていく治療院・整骨院も多いのが現状です。

 

技術レベルの底上げは業界全体としてやらなくてはいけないと考えています。私も人を雇うようになったら育成を徹底したいです。

 

自分の思いを実現するには、独立するしかない

──今後の目標について教えていただけますでしょうか。

日本の中学校・高校にトレーナーを配属させ、トレーナーが話す授業を設けたいと考えております。スポーツに力を入れている学校には必ず配属させて、出来れば義務化させるのが理想だと思っています。

もちろん法律もありますし、なかなか実現は難しいです。しかし、実現に向けて動いている方も知っています。その方たちと協力しながらスポーツ庁や文部科学省などに働きかけていく予定です。

そのためには、自分の治療院がうまくいっていなければ話になりません。実業家として国から依頼が来るような立場にならなくてはいけないと思い、事業計画を立てています。

 

 

──本日はありがとうございました。これから開業される方にメッセージをいただけますでしょうか。

ありがとうございました。治療院にお勤めだと、その院のやり方があると思います。それが好きならよいのですが、何かしらの思いがあってこの業界に入る方が多いのではないでしょうか、それを実現するためには、独立するしかないと私は思います。その思いが一番大事だと思いますので、それを芯に持つことが大事ではないでしょうか。

そして、独立する上で大切なのはやはり準備です。私が準備をせずに苦労しましたので、ここは伝えたいです。お金も知識も技術も、もちろん独立してから得られることはありますが、準備するに越したことはありません。助けてくれる方や親身になって聞いてくれる方は必ずいるはずです。悩んだらまわりの人に相談してみましょう。

 

※撮影協力:松下 晃太
※取材・記事協力:宇野 貴子、山口 遼大

プロフィール

小河 寛卓

 

鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師、FaSTクリニシャン

 

・小河鍼灸スポーツマッサージ8
https://ogawashinkyu-sm-8.jp/

 

〒135-0023 東京都 江東区平野2-16-3 パラドール布武402

半蔵門線清澄白河駅から徒歩11分
都営大江戸線清澄白河駅から徒歩12分

 

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