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メイクトレーニングLa tuils(ラチェール)・池内ひろこさん|「これなら私でもできそう」と思えることを1つ極めたら、独立できる

「自分にはまだまだ能力や経験が足りないから、独立はできない……」

 

そう考え、なかなかサロン開業・独立へ踏み切れない方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。しかしながら、独立に際して、自分の専門分野外まで完璧を求める必要はないのかもしれません。

 

「1つのことを極めたら、独立しても大丈夫。他のことはその道の専門家に頼りながら補っていけばいいんです」

 

メイクトレーニング La tuils(ラチェール)を経営されている池内ひろこさん。もともと容姿に自信がなくコンプレックスの塊だったそう。そして、メイクとの出会いで人生が変った体験をもとに、メイクトレーナーとしてお仕事を始められたそうです。これまでに1,600人以上の女性を美しくして、多くのお客様から支持を得ています。

 

今回は、池内さんに自宅サロン独立までのエピソードをお聞きしました。独立に迷っている女性の背中を押してくれるエピソードです。

 

「その人が夢を叶えるためのメイク」を教えている

ーー本日はよろしくお願いいたします。お仕事の内容やコンセプトについて教えていただけますでしょうか。

よろしくお願いいたします。一般の女性向けに、メイクトレーニングを行っています。

ただメイクできれいになる、というだけでなく、メイクの仕方を覚え、きれいになって、その方の最終目標を叶えるためのメイクとなることを重視しています。例えば、彼氏をつくる、結婚するなど、目標は様々です。

 

メイクはあくまで手段。
「人生は、メイクで変えられる」んです!

 

ーー他のメイクレッスンと異なるのはどのような点なのでしょうか。

私はメイクレッスンの会社に勤めていた経験から、巷にある既存のメイクレッスンでキレイに変わる女性がいないことに気づきました。それは、お客様が習ったことを自宅で再現できないことが理由と考えました。

 

そこで私は、お客様が自宅で、自分の力でメイクを再現するための、メイクトレーニングを始めました。具体的には次のメイクトレーニングまでの間に、ご自宅でのメイクの様子を動画や写メで送っていただき、それに対してアドバイスを行うというものです。これでグンとメイクが上達します。

 

サロンにお越しいただければ、私が直接お客様をメイクでキレイにすることはできます。ですが、大事なことはご自宅で、「自分の力で」キレイになることではないでしょうか。自分の環境で、自分の持っている道具でキレイになる力をつけ、その方の目標を達成するのが、メイクトレーニングです。

 

「メイクならできそうかな」ぐらいの気持ちで始めた趣味が仕事に変わった

ーー先ほどお話しが少しありましたが、もともとはメイクレッスンの会社に勤められていたのでしょうか。

簡単に経歴をお話しすると、最初は大手町でOLをしていました。それまでは親の助言で、進学、社会人という道をたどってきました。ですが、社会人3年目趣味でメイク学校に通い始めました。それがあまりにも楽しくて、ハマってしまったんです。最終的には、働きながら1年半かけてプロフェッショナルコースを卒業するまでになりました。

その後、すぐに会社を辞めたわけではありません。有給を使いながらスタジオに入り、芸能人のメイクなどを担当して現場での経験を積みました。その後、化粧品会社の美容部員に転職しました。ですが、美容部員はものを販売する仕事です。私が力を注ぎたかったのは販売ではなく、「お客様に美しくなってもらうこと」。そこで、メイクレッスンの会社に再転職し、トレーナーとしてメイク技術の指導にあたった後、独立しました

 

「1つのことを極めたら、独立して大丈夫」足りないものは補ってやっていける

ーー独立を考えられたきっかけを教えていただけますか。

技術に自信がついたことが大きかったです。メイクレッスンの会社に転職して、技術指導を行っていました。「プロに教えられる程技術を身につけたなら、独立しても大丈夫だ」と考えました。一方、女性で多いのが、十分な経験はあるのに、自信がなくて資格を取り続け、なかなか独立できないというケースです。

 

ですが私は、1つのことを極めたらすぐ独立してしまっていいと考えています。そこで足りないものがあれば、それを得意とする専門家にお願いをするなど、独立している者同士で助け合っていくことがポイントではないかと思っています。

 

ーー独立すると、営業活動など、今までやらなかったこともやらなくてはいけなくなります。それでも独立した理由はなぜだったのでしょうか。

会社に所属していますと、毎月お給料が入ってくるので安心です。でも、自分がやりたいことができない不自由さがありました。例えば、売上目標を達成するために、不必要な商品をお勧めすることもありました。また、お客様にお勧めしたい化粧品があっても、違うブランドだから紹介できないということもありました。だからこそ、ブランドの垣根を取り払って、その人に合うものを紹介したいと考えました。

また、お客様が自分の力でキレイになる力を身に着けるためには、お客様がご自宅でメイクをする時間がもっとも大切です。そのため、お客様にマンツーマンで習ったことを自宅で毎日実践して頂き、そのメイクに私がアドバイスするスタイルを取っています。ブランドの垣根と取り払い、お客様の毎日のメイクにアドバイスするためには独立が適していると考えました。

 

ーー独立してみて、良かったことはありますか?

お客様一人ひとりと向き合う時間が長くなり、提供するメイクの技術も深くなりました。結果、お客様が本当にキレイに変わります。毎朝動画を送ってもらいチェックをする中、そのかたがキレイに変わり、性格が明るくなって笑顔が増え、より一層キレイにになって喜ぶ姿を見るのが非常に嬉しいです。

 

「見せたい自分を見せることができる」学生時代に気づいたメイクの魅力

ーーきれいにする手段が多くある中で「メイク」を選んだ理由はなぜだったのでしょうか。

過去の体験が大きな理由です。私は小さい頃、コンプレックスの塊でした。小学校のとき、髪は親の方針でショートカット。ニキビ面のせいで「マッシュルームニキビ」と男の子にいじめられていました。また、美容院に行ったら「男の子ですか?女の子ですか?」と聞かれる始末でした。

 

そんな中、高校時代に出会ったのがメイクでした。すると、周りが自分を見る目が変わり始めました。男性とお付き合いする期間が途切れなくなり、「メイクってすごい」と感じたのです。

その経験から、大人になって再びメイクに挑戦しました。人からどう見られるかは、とても大事です。メイクを使いこなせば、見せたい自分をみせることもできます。それがメイクのおもしろさです。

 

「最初は自分のことをネット上で公開していくのは勇気が必要だった」そのとき感じた理解者の存在

ーー集客方法としては、どのような方法を取っていらっしゃいますか?

主にブログ、SNS、紹介が多いです。

ブログをご覧になってサロンにいらっしゃるかたの中には、「いきなり自宅サロンに来るのは不安」と感じるお客様もいらっしゃいます。ですので、最初はカフェなどでお話する時間を設けています。一度、カフェでメイクやお顔の悩みのご相談にのり、お互いのことを知る時間を大切にしています。

 

ーーブログやSNSにおいて意識されていることはありますか。


最初は自分のことをネット上で公開していくことに勇気が必要でした。Facebookも、元々は「友人のみ」の公開設定だったところから「全員への公開」に切り替え、お店を始めたことを伝えるのも最初は緊張しました。

ですが、続けていると応援してくれる方も出てきます。「いいね」を押してくださる方や、コメントをくださる方など、ありがたい限りです。独立をしたら、理解者を増やしていく努力は大切です。

 

「もし自分が、自分の上司、部下だったら?」客観的なイメージを持って夢を追いかける

ーー本日はありがとうございました。最後に、これから開業・独立する方へ向けメッセージをお願いいたします。

私は毎日やることを書き出し、それにチェックをつけていくのですが、そうした客観的に物事を見て、こなしていく積み重ねが本当に大切です。

 

会社とは違い、自分の上司は自分であり、自分の部下も自分になるのが独立です。これから独立される方は、自分が好きな自分でいられるように、夢を常に持って追いかけていただきたいです。

続けていると自分を好きになれない瞬間がくることもあると思います。そのときは、「自分が自分の上司だったら、信頼できるか」「自分が自分の部下だったら、頼れるか」そうした視点を大切にして、自分に厳しく、夢を追いかけてもいくことが大切ではないでしょうか。

 

※撮影協力:松下 晃太
※記事協力:山口 遼大

プロフィール

池内 ひろこ

 

・メイクトレーニング La tuils(ラチェール)

 https://profile.ameba.jp/amebame/9383416672 

〒167-0051  東京都杉並区荻窪5丁目

 

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