サロン開業を目指す人のためのメディアサイト「EGG(エッグ)」

理学整躰院 フィジカル・Labo 梅田 博且さん |「技術力だけでは、人は集まらない」できない部分は頼ることが、安定した成果を生む

長年悩んでいる症状も根本的に解決する、理学整躰院 フィジカル・Laboを経営されている梅田博且さん。

 

経営において、売上を上げていくことは必須ですので、そのためにはリピート率が重要です。しかし、治療において本質的に大事なことは、「通い続けなくていいこと」だと語っていただきました。

どうすればそのコンセプトで経営を続けていけるのでしょうか。

 

「なんでも自分でやろうとせず、他の人を頼る」

「自分がやるべきところと、他の人にやってもらうことの線引きを明確にすること」

 

安定した集客に向かうヒントを伺いました。

 

その場しのぎではない、根本的な解決を目指す

――まずはお店のコンセプトに関してお聞きしてもよろしいでしょうか

痛い、痺れたなどの症状に対する治療はたくさんあります。ですが、なぜそこが痛いのか、なぜ痺れたのかといった原因までしっかりつかんだうえで治療している治療院は意外と少ないです。

 

最近多いのが、1時間2,980円など、肩こりに対して揉んでほぐすというものです。それで一時的には楽になりますが、多くの場合すぐ元の状態へ戻ってしまいます。

一時的に症状を改善するのではなく、生活習慣から根本的に見直していくことが重要です。お客様にあった施術やトレーニング方法によって、根本的な原因に対してアプローチしていくということをコンセプトとして行っています。

 

具体的には、弊店では筋肉の動きを治すことを行っています。

骨の歪みを取る治療はたくさんありますが、骨が歪んだ原因が分からなければ、また歪んでしまいます。

骨が歪んだ原因は筋肉の動き方になりますので、月に1度来ていただければ、しっかり型を覚えていただき、「こういう態勢をとっていただければ、徐々に歪みも取れていきますよ」と伝え、なぜ骨が歪むのかという原因を教えることをメインで行っています。

 

――それはお店のお名前にも通じているのですね。

そうですね。

理学療法士を英語で言うとフィジカルセラピストというのですが、フィジカルを取ってフィジカル・Labo(ラボ)と名付けました。

 

身体の細かい使い方までしっかり教えますので、スポーツのパフォーマンスや健康増進にも繋げることができます。ご希望があればパーソナルトレーニングも行っています。

 

商売的には、リピート率は大事。でもそれ以外の形もあっていい

――根本治療を行うことで他店と差別化されていると思いますが、競合でいうと、接骨院になるのでしょうか。

ここでは保険は使えませんので、まずはじめに接骨院を選択される方は多いです。そのため、とりあえず安く済ませたいという方には選んでいただけませんが、いろいろな接骨院へ行っても改善しなかった方にご来院いただくことが多いです。

 

――集客方法、宣伝方法としては何がメインになるのでしょうか?

今は紹介が多いです。インターネットのクーポンも先月から出してみたのですが、ネットから来る方は、1割もリピートしないのが現状です。

そうした集客方法にリソースを割くよりは、紹介していただいた方へしっかりと価値を提供した方が、そこから広がっていきます。

また、お客様は体が改善することで来なくなる方が多いです。できればお客様には「通い続けなくてもいい」という評判を広めていただきたいと思っています。

 

――何度か来てもらい、短期で治すということでしょうか。

はい。集中的に、2ヶ月くらい来て頂ければ「もう大丈夫ですね」という状態になります。

 

そのうえで「不安があったらまた来てください」とお伝えしています。

年配の方ですと、定期的に診てほしいと月1で来る方もいらっしゃいますが、そうでなければ、大体長くても5〜6回で改善します。

 

――それはお客様にとってはいいですね。

商売としては良くないことかもしれません。ですが、良くなったという口コミが広まって、そこから来ていただけたら嬉しいです。

 

「プロには絶対勝てない」自身の専門外の部分は、プロへ任せることが大事

――実際に開業されて、どういった点が大変だと感じますか?

知ってもらうことが大変だと感じました。コマーシャルの難しさを実感しています。

 

ホームページへのアクセスは普通に出てくると思っていたのですが、そう甘くはありませんでした。

最初は自分ですべてやっていました。本来はコンサルの方に入ってもらいながら、開業前から準備すべきだったのですが、そこを怠ったのが最大の失敗だったと思っています。

今は少しずつコンサルの方にもお願いするようになりました。

 

――当時は自分で勉強しながら試行錯誤していたのですね。

はい。ですが、ホームページは素人がどれだけ頑張って作ってもプロには勝てません。

ですので、最初はホームページ制作会社やコンサルの方に頼りながら進めた方がいいです。ホームページを始めた最初の頃は、ずっと落ち込んでいました。何をやっても検索順位やホームページの問い合わせが上がらなかったのです。

 

――開業された後、ホームページからの集客が難しいとなると、どうやって集客されたのでしょうか。

一番最初は身内や知人からの紹介が主でした。皆さん70代近くなので、あちこち悪い状況でして、重宝していただけました。

何回か施術すると良くなって、来なくなってしまいますが、お客様からの口コミによる集客が少しずつ増えていきました。

 

――周りの方から、少しずつ口コミが広がっていったのですね。ホームページなどのWeb集客に関しては、外部の方の力をお借りしていったのでしょうか。

はい。コンサルを受けました。

Googleの検索にも、少しずつ表示されるようになりました。閲覧数も順調に増えています。ただ、閲覧数が増えても、そこから直接のお問い合わせというよりは、ホームページを見た後にホットペッパービューティー経由で来店する、というケースが多いと感じています。両方を見てもらえて初めて集客に繋がっているようです。

 

ホットペッパービューティーだけだと、どうしても金額が安いところに行ってしまいますので、ホームページで魅力を伝えることは非常に大切だと思っています。

 

「技術がすごければ、勝手に人が集まる」というのは間違い

――その他に、実際に開業されて、難しいと感じたことはありますでしょうか。

どれだけ自分のスキルや知識に自信があったとしても、それだけではお客様は集まってこないということは難しい点でした。

 

私自身は長い間施術しており、何万人というお客様の体を見てきましたので、どんな方がいらしても、絶対に何かしらの形で対応できます。話を聞けば、原因を突き止め、治すところまでをスムーズに行えるところは自分の強みだと思っています。

 

以前は、この強みさえ持っていれば、お客様はすぐ集客できると思っていました。ですがそれが間違いだと、開業後に実感しました。集客はしっかり行う必要があります。

こちらの地域では、周辺に整体や接骨院の店舗は50件ほどあります。その中で選んでもらうことは容易ではありません。

「自分のところに来てくれたら良さがわかる」というスタンスではなく、「まず自分のところに来てもらうにはどうしたら良いか」という姿勢で集客に取り組む必要があると思います。

 

「何に特化するか、何を任せるか、誰と仕事をするか」を考えることで業績が安定してきた

――今後の目標やビジョンを教えていただけますか。

私はスポーツが好きなので、スポーツ選手の方へ、施術だけでなくトレーニングの補助も行っていきたいと考えています。その際は、トレーナーの方と協力していきます。

 

――それぞれの専門領域を活かしながら、相乗効果を生んでいくのですね。

はい。現在、自転車、マラソン、バスケや水泳など様々なスポーツをされるお客様もいらっしゃいます。私はポテンシャルを100%発揮するための下地づくりはできますが、トレーニングとなると、私だけでは難しいと思っています。ですので、パーソナルトレーナーの方と組んで、トレーニングに必要な体のケアが一緒に出来るような、そんな形を目指していきたいです。

 

――最後になりますが、これから開業される方へ一言メッセージをお願いします。

何に特化していくのかをしっかり決めること、そして、開業するにあたって、開業を支援する方の協力を得ながら開業することです。

 

何をしていくか、だけではなく、自分でやらないことも決めることが大切です。自分でやらないことを決め、そこに関しては他の方にしっかりお金払ってやっていただく。そうしなければ中途半端になってしまいます。

 

ホームページの載せ方やメニューの作り方もそうですが、お客様目線で作らないと誰も見てくれません。

そういう意味でも、一緒に仕事をするパートナーが見つかることが理想なのではないかと思います。

何に特化するか、何を任せるか、誰と仕事をするかその3つが見つかってから、私も業績が良くなってきています。ぜひこれから開業される方には意識してほしいです。

 

※撮影協力:松下 晃太

 

プロフィール

梅田 博且

 

理学療法士(2014年取得)
日本マイオチューニングアプローチ学会 認定インストラクター
入谷式足底版 中級終了

 

2004年 千葉医療福祉専門学校 理学療法学科 卒業

2004年からの臨床期間に延べ40000人以上に施術を実施
豊富な臨床経験と知識を用いて、その人に合った施術を提供いたします

主に以下のような方のリハビリテーションに携わる

・脳梗塞や神経難病、慢性関節リウマチの方
・膝・股関節の手術後の方
・脊柱管狭窄症などの首や腰の手術後の方
・肩関節周囲炎などの慢性的な疼痛をお持ちの方
・スポーツ選手 など

 

その他、介護保険での訪問サービスや地域リハビリ事業、ボランティア活動にも参加

 

・理学整躰院 フィジカル・Labo ( https://www.rigakulabo.com/

〒274-0825  千葉県船橋市前原西2-13-12 テレック津田沼ビル2階

SNSでフォローする