コミュニケーションでも感動を与えるのが120%の満足に繋がる

——お客様の期待値を超えるのは、難しいようにも思えますが……。
いえ、それほど難しくはありません。
まずはお客様とコミュニケーションをとり、お客様をよく知ることです。口で言っていることだけでなく、ボディーランゲージなどを見て、お客様が本当に求めていることを探ります。
例えば、冬の寒い日にお客様がいらっしゃった時に、「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」と言って、シャンプーを普通に始めるのではなく「寒くなかったですか?」と言って、温かいタオルが出てきて、それがミントの香りでしたら嬉しいですよね。
「喉は渇いていませんか」と言ってコーヒーを出されても嬉しいと思います。
こういったちょっとした気づかいができるかどうかです。
「いつもと違って今日は少し顔色が良くないですけど、お疲れですか?」と言われたら「こんなによく見てくれているのだ」と嬉しくなると思います。
お客さまの予想を超えて、感動させるサロンにすることは常に肝に銘じています。
今まで解決しなかった悩みが一気に解決し、満足度が120%になったら、他の人に話したくなります。期待以上の髪型にしてくれたり、周りの友達から「きれいだね」と言われたらなおさらです。特に女性は、気に入った際には「素敵だね、私もそういう風になりたい」と言うものです。
100%の満足度だとお金を払ってサービスを受けているだけに過ぎません。うちのサロンは100%の満足度を超えているので、常にお客さまから喜びの声をいただいております。
——その他に気をつけている点はありますか?
瞑想して自分のマインドを整えることです。常に平常心でいることは重要です。
生きているといろいろありますが、お客様と接するときには常に平常心で、いつも変わらない私でいます。お客様は確かに髪の毛を切りに来るのですが、それ以上に私に会いに来てくれています。今日はどんな話をしてくれるのかを期待されています。
話のネタは頭の中に常にストックしていますので、「この人にはこの話をしたら喜んでくださるだろうな」と考えると、私の方がワクワクします。
「吉野さんのサロンに来ると元気になる」と言って、元気のなかったお客様が元気になって帰っていきます。自分が楽しんでいないと、人に分けることはできませんし、自分が癒されていないと人を癒すことはできません。
だから私は常に楽しいことを探していますし、自分がワクワクした状態をキープしています。
あくまでもお客様が主役。お客様が本当に心から喜んで下さいますよう嬉しい楽しい幸せをもたらす、幸せ開運サロンづくりに取り組み日々更新しております。