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Padma(パドゥマ):櫛引さん|世界最古の医学アーユルヴェーダと出会い、本当の自分の想いを明確にする事でリピート率100%のサロンへ

世界最古の医学と言われるアーユルヴェーダのサロンPadmaを経営されている櫛引恵さん。

 

「自分が誰のために何をしたいのか明確にすることが大事」

 

自分の想いをそのままコンセプトとして取り入れる事で、なんとリピート率100%のサロンへと成長したと話す櫛引さん。リピート率100%のサロンへの道のりについてお話を伺いました。

 

家に一人ホームドクターがいる。そんな形を目指して。

――サロンのコンセプトをお聞きしてよろしいでしょうか。

「毒出し」を通じて、仲良しな家族を作っていきたいという理念でやっています。

その手段として、世界最古の医療、予防医学と言われている「アーユルヴェーダ」を使っています。

 

最近では、不純物が含まれる食べ物や、環境汚染の問題があって、人の体に毒素が多く溜まっています。それが原因で体調不調になる方が多いので、薬草のオイルを使用したり、生活改善のアドバイスをしています。

 

アーユルヴェーダを扱う他の店舗さんと違うところは、お客様の家庭や日常で活かせる予防医学の知恵を伝えている点です。

例えば、旦那さんの頭が痛い、腰が痛い、足が浮腫んでいる、といった悩みがあれば、奥さんが対処できるようになっていただくことが理想形と考えています。奥さんがホームドクターのようになるのです。

家に一人ホームドクターがいたらいいな、という思いがコンセプトになっています。

 

――お客様ご自身でも簡単な施術が出来るようになることを目指しているのですね。

そうです。

アーユルヴェーダのサロンというと、高いお金を出して受けに行かないといけないというイメージが強いと思いますが、そうではありません。

「日常的に毒素を排出して健康を維持できるというのがアーユルヴェーダである」ということを知って欲しくて、今は一人でも多くのホームドクターを作りたいという思いでやっています。

 

――手技も教えるのでしょうか?

簡単なヘッドマッサージなどは教えています。

事前の予防もできれば良いと思っています。体調不調にならなければ、夫婦間の喧嘩もあまりしないですよね。

 

自分の体調が悪くなるから、イライラしてしまい、いつもだったら腹が立たないことでも「なんだよ」みたいな感じに言ってしまいます。しかし、体調が良ければみんなニコニコして、仲良くしていられます。

私の家族は仲が良いので、周りから羨ましいって言われることが多く、なんでだろうと考えたら、アーユルヴェーダの知恵を生活に活かしているからだと気づきました。

 

アーユルヴェーダとは根本改善を目指すもの

――アーユルヴェーダの意味を教えて頂けますか。

アーユルヴェーダは「アーユス」と「ヴェーダ」というサンスクリット語で言葉が分かれており、生命の科学という意味があります。

簡単に言うと「生きやすくするための生活の知恵とコツ」という意味です。

西洋医学と違う点は、人によって体が違うという考え方です。西洋医学では、人は同じ体であるという考え方に基づき、症状を聞いて、薬を出します。

 

一方、アーユルヴェーダの場合、人の体は一人一人違うものであるという考え方なので、その人の生活に関すること全てを聞きます。

例えば、今恋人はいますか、恋人とうまくいっていますか、どんな仕事をしていますか、仕事でトラブルはありませんか、食事は何を好んで食べていますか……といったように細かく聞きます。

生活に関する細かい話しまで聞くことで、症状の原因を追求します。

 

――根本的な原因を探っていくのですね

あとは、生活改善をすることもアーユルヴェーダですし、占星術という占いのようなやり方もアーユルヴェーダの一つです。あと宝石療法があったりだとか、いろいろあります。

「エステ」「痩せるマッサージ」のことだけをアーユルヴェーダと思っている人が多いのですが、それだけではないのです。

 

バランスが重要。外面的だけでなく内面的な部分も。

――お客様に対して、具体的にはどのように生活改善の指導をされているのでしょうか?

エネルギーにはバランスが3つあると言われており、そのエネルギーのバランスが取れていると好調、何らかのエネルギーが過剰になりすぎると不調となります。

 

「別に病気じゃないんだけど、なんか最近イライラする」「最近眠れない」「なんとなく最近やる気が出ない」ということは、エネルギーのバランスが崩れている証拠なので、その原因を探った上で施錠内容を決めています。

 

食事については、私の方で「今このエネルギーが上がっているから、下げるために甘味を取った方が良いよ」といったアドバイスをしています。

例えば、「納豆は体に良い」という話を聞いて納豆を食べる人が多いのですが、それが体を悪くしている原因だったりします。

一番重要視して欲しいのは、自分が本当に何を食べたいかってことです。

食べ物だけでなく、何かを決めるときに「でもお金がないから……」と頭で考えてしまうのではなく、「自分がやりたいかやりたくないか」という感情を優先して欲しいということは伝えています。

 

――なるほど。確かにここまで心や精神的なケアをしているエステサロンはあまりないかもしれませんね。

そうですね。

体と心の総合医療で世界最古のものがアーユルヴェーダと言われており、心までケアできるので私は気に入っています。

 

独立したキッカケ。大好きだった叔母さんへの想いから始まる。

――ご自身でサロンを開業された理由を教えて頂けますか。

キッカケは叔母が病気になったことです。

 

叔母のことはすごく大好きで尊敬していました。しかし、ずっと元気だった叔母がいきなり蜘蛛膜下出血で倒れたんです。叔母には二人のお子さんがいるのですが、旦那さんを亡くしてしまい、そこから生活のために公務員になって頑張っていらっしゃいました。

定年間近になった時に「実は、もっと私は人に喜ばれる仕事をしたかったんだよね。ありがとうって言われる仕事をしたいから、今リフレの学校に通ってるんだ」と話していて、実際にお店をオープンしたんです。

「すごい!」と思っていましたが、半年経たないうちに蜘蛛膜下出血で倒れてしまいました。

当時の私は美容について、痩せたいとか外側をお洒落したいということばかりにこだわっていたのですが「健康という土台があったからそれが出来ていたんだ」ということに気付きました。

叔母のように生きるか死ぬかとなった時には、痩せたいかどうかはどうでもいいですし、健康という土台が無いと何もできなくなっちゃうのだと分かりました。

 

もちろん私は健康だったんですけど、大切な人が病気になると、こんなにも気持ちが不安定になり、幸せでいられなくなるのだと。

自分だけ健康でもダメで、周りの人も健康であってこそ幸せなのだと気が付きました。その時に根本から改善できる手技が欲しいと思いました。

その後、いろいろと施術を受けた中で、アーユルヴェーダだけが一回ですごく変化がありました。

 

しかも当時は、人の体を良くしたいと思っていたので、私自身が不調だということに気付いていませんでした。

私自身がアーユルヴェーダのおかげで、心が穏やかになり、足も軽くなったりといった体の変化がありました。日本人はみんな自分の体の不調にすら気付いていないのではないか思い、試しに自宅で友達や家族を呼んでやってみました。そしたらみんな変わったんです。そこでアーユルヴェーダが必要だと思い、お店をオープンしました。

 

お客様と一緒に働く理想のお店へ

――今後の目標として、店舗展開してサロンを増やしていこうというお考えはあるのでしょうか?

それは今考えています。

たくさん店舗を持つというよりは、少人数で施術できる人を増やしつつ、家庭のホームドクターを増やしていきたいです。

そして、横の繋がりを作っていきたいと考えています。

 

――どんどん仲間を増やしていきたいということですね。

そうです。有難いことに8年間通って頂いているお客様はどんどん身体が良くなっており、今ではそのお客様に講師をやって頂き、食の講座を開いています。

私の理想としては、体が良くなっているお客様と一緒に働くことです。

 

――お客様が講師になるのはいいですね。  

ゆくゆくは、自分の会社の社員を私自身がケアして、体の調子をみるということを福利厚生のようにやっていければと思っています。

もしストレスを隠していても、私が体を触るだけで分かりますからね。

 

アーユルヴェーダは一回の施術で大きく変化する。お客様自身で感じるからこそリピート100%。

――初めてサロンへ来店したお客様は、施術を受けた後の変化が大きいのでしょうか?

変わりますね。

他店のマッサージだと、施術中だけ気持ち良いことが多いのですが、アーユルヴェーダは受けた翌日に体が変わったと感じます。一回だけでも効果が出やすいので、継続して通って頂くお客様が多いと思います。

例えば、不眠の方は、施術後すごく眠れるようになり、朝の目覚め方が違います。「久しぶりに朝スッキリ起きられました」というお客様の声はよく聞きます。

 

 

――その1回の変化が大きいという事ですね。

私からお客様に対しては「毒素が溜まっていると感じ、また受けたいと思ったら連絡ください」と伝えているだけですが、結果としてリピート率が100%です。

 

 

――100%とはすごいですね!でも、お客様には「変わったら連絡くださいね」と言ってるだけですよね。  

はい。

長く通って頂いているお客様の場合は、お客様から「今、私はこのエネルギーが乱れている」とお話されますし、「多分ここが不調」とお話されていて、実際に私が体を触ると全部合っていたりします。

 

失敗して学んだ経営の壁。経営講座で気付いた誤り。

――櫛引さんは、ご自身で経営について学んだのでしょうか?

一回失敗して学びました。

 

体を根本から改善してみんな健康でいて欲しい、という思いで独立したにも関わらず、お客様が来てくれるかどうか心配になり、集客するために「ダイエット」という言葉をパンフレットやHPなどに入れました。

すると予想に反して、最初から30人ほどの新規のお客様に来ていただくことができました。

施術中に毒素を出すので、実際に痩せていく方が多いのですが「ダイエット」という文字がネックになり、私が熱い気持ちで「アーユルヴェーダというのは……」と話そうとしても、お客様から興味をもってもらえないことが多くありました。

お客様からすると「アーユルヴェーダなんてどうでもいいから、痩せさせてよ」という気持ちだったのだと思います。

 

売上は上がっているけど、自分がやりたいと思っていたことができない現実に、やりがいを感じられない状況が続きました。

 

また、当時は予約のキャンセルや変更が多かったんです。それはお客様にとって、このサロンの優先順位が低いってことなんですよね。

自分は一生懸命頑張ったけど、これからどうすればいいんだろう」と思っていたときに、経営講座を探し、経営について学んだら「全部私のせいだった!」と気付きました。

自分自身に原因があることが分かってから、広告チラシなどからダイエットの文字を全部消して、元々あったコンセプトに変えたら、お客様の層もガラッと変わりました。 

 

――今まで上手くいかなかった原因がわかったのですね。 

私と同じように陥る人がすごく多いんですよね。

 

集客についても、自分のコンセプトが定まっていなければ、自分が来て欲しいと思うお客様は来ないと思います。私の場合は、売上が一定程度あり、多少余裕があったので続けることができました。しかし、売上すらあがっていない状況が続き、「夢を持って独立したのに全然楽しくなかった」と諦めてしまう人が多いです。

 

手技は回数を重ねればすぐ出来るようになりますが、経営や集客についてはしっかり学ぶ必要があると思っています。

 

――一回失敗して気付いた経験があり、そこから学んで立て直していかれたのですね。

あとは、いろいろなものを取り入れてしまうことも良くないと思います。そういう場合は、何かに特化した方がやはり強いですね。

自分がOLだった頃、私が太っていたのは骨盤が歪んでいることが原因だと思い、骨盤矯正を探していました。 整体や骨盤矯正を全面に出しているお店が多い中で、O脚矯正骨盤矯正専門院を見つけ、「ここに行けば間違いない!」と私は思いました。

このように特化したお店の方が人が集まるので、私も最初から専門店にしました。

 

自分が誰のために何をしたいかお客様にも伝わるように。

――最後に、これから開業・独立をされる方に向けてメッセージをお願いします。

誰のために何をしたいかというのを必ず明確にしなければ、自分が来て欲しいお客様には来て頂けないので、そこを最初にきちんと考えてください。それを自分一人でできないのであれば、経営のことに関しては一度きちんと学んだほうが良いと思います。

 

「誰のために何をしたいか」ということがないと、誰にも伝わらないですし、口コミも生まれません。

 

例えば、ホームドクターを増やしたいという自分の夢を話していると、その考えに共感してくれる方がいればご紹介してくれます。お客様自身も、このサロンが誰のために何をしているのか、ということが分からないと紹介できないんですよね。

 

ですので、誰のために何をしたいか、というのは絶対に明確にした方がいいです。

 

※撮影協力:工藤 としひさ

プロフィール

 

櫛引 恵(くしびきめぐみ)

 

アーユルヴェーダ専門店 Padma(パドゥマ) 女性専用・完全予約制 http://padma-ayur.main.jp/index.html

〒180-0022  東京都武蔵野市境3-1-1 サードベルハイツ4A

 

Padma(パドゥマ)は、アーユルヴェーダ専門のサロンです。日々溜まりがちな「毒素」を剥がしとり、体外に排出していきましょう。

皆様とその周りの大切な方々が毎日を笑顔で過ごせますように・・・。

 

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