サロン開業を目指す人のためのメディアサイト「EGG(エッグ)」

スリム・グレース・佐々木さん|お客様が大好き。「人」を大事に、リピートされ続け人が溢れるサロンを実現

「サロンへ来たときよりも笑顔で帰っていただく“笑顔と元気の発信基地”という風に自分では言っていて、8年間ずっと、人の心と本気で向き合うことを大事にしています。」

このように話すのは、福島と横浜でエステサロンを2店舗を経営する佐々木美香子さん。

 

お金をもらおうと思ってお客様と接するのではなく、お客様が来たときの倍以上の笑顔で帰ってもらうことを、ずっと大事にされた、リピーターが続出し、人が溢れる人気サロンを実現できています。

人望が厚く、周りの人に元気を与える存在である佐々木さんから、開業のきっかけや人気サロンを実現するために実践している大事な考え方を詳しく伺いました。

 

 

子連れでも来られるアットホーム感のある店舗と、お姫様気分を味わえる非日常感の店舗

——現在、福島と横浜の2店舗を出されているということで、それぞれの店舗のコンセプトについて教えていただけますか?

福島は「お子様と毎日向き合っていて自分の時間が無い女性を対象に、ちょっとでも子供から離れる自分一人の時間ができると、また子どもが愛しく思えるのではないか」という思いから、アットホームでお子様連れOKなお店にしています。

 

お客様同士の時間がかぶるときもあって、仲良くなってランチへ行ったり、子供同士で一緒に遊んだり、お客様同士の交流も生まれています。

もちろんお子様連れでないお客様の場合は、お子様連れが入る時間は外すなど考慮しています。

とにかく、皆さま本当に家族の様な感じです。

逆に横浜のお店は、一対一のプライベート空間を大事にしています。真っ白を基調にして一歩入ったらお姫様気分のような、普段と違う空間で癒されてほしいと思っています。

 

震災の前年にお店をオープン。あの地震の体験が無かったら、人の心にここまで向き合わなかったかもしれない。

——サロンを開業されたきっかけを教えていただけますか?

8年前、ちょうど震災の前年の11月、「人生80年のうち間も無く折り返しなのに、このまま過ごして良い人生だったって思えるの?」と考えたときに、何かやらなくちゃと思いました。

その頃、ちょうど3人目の子どもを出産した後で体重がなかなか減らず、ダイエットにお金と時間をかけていたのですが、フリー誌で「耳つぼダイエット」というものをたまたま見つけました。

実際にカウンセリングを受けてやってみたら、2ヶ月で8キロ痩せて驚きました。

 

目標体重までどんどん体重が減っていく中で、「私のようになかなか痩せないという悩みを持っている人って多いんじゃないかな」と思い、耳つぼダイエットのお店を出そうと思いました。

「資格はどうすれば取れますか?」とすぐに電話し、金沢まで行って資格を取る日程を決めて振り込むまで、主人には何も相談しませんでした。

後になってから「実は私もうお金払ったから行ってくるね」と報告したのですが、それでも受け入れてくれた家族には感謝しています。普通は怒るところですが、主人も子供たちも「やりたいことをやればいいんじゃない」と後押ししてくれて、2010年の11月にお店を始めました。

 

 

——実際にサロンを開業されてから、どうだったのでしょうか?

サロンをオープンしたもののお客様が来ず、地元の有名雑誌に広告を出しても、全く人が来ませんでした。3ヶ月経っても何も反応はなく、お店の電話が壊れて鳴らなくなっているのではと思ったほどでした。(笑)

しかし、忘れもしない2011年2月25日に地元紙へ広告を出したら、とうとう電話が鳴り始めました。そこから予約も少しずつ入ってきて、「やっと来た!」と思っていたら3月11日の東日本大震災がありました。

 

3月11日の当日は予約も入っていたのですが、震災が起きてお店の中はぐちゃぐちゃになりました。そんな中、3月末頃に、ふと震災当日にご来店するはずだったお客様から、お電話が入って「先生、いつからお店は始まるの?」と聞かれたので、とっさに「4月11日です」と答えました。

答えてしまったからには、4月11日にオープンすることを決め、元々出す予定だった月刊誌に1ヶ月遅れて広告が掲載されると、その後からまた電話が鳴り止まなくなりました。

お客様はお店に来ると全然帰りませんでした。

震災後の大変な状況の中で、「家族は大丈夫だった?」と、お互いを励まし合う居心地の良い場だったようです。避難地区から引っ越されて来た方に「福島は温かいからみんなで頑張っていこうね」と声をかけあったりしているうちにパーっと一気に盛り上がり、人が溢れるサロンになりました。

 

震災は大きなきっかけだったように思います。東京もすごく揺れたけど、福島は本当にやばかったです。電気もガスも水道も止まりました。

国道の交差点で信号が点いていないことは普通あり得ないのですが、それでも阿吽の呼吸で皆さん車を止めます。いつもなら信号や機械に頼りっぱなしの世の中なのに「人間ってすごいなぁ」と改めて思いました。

「日本」という地域性もあるかもしれません。海外では、信号が赤でも普通に車が来ますが、日本では信号が無くても、タイミングを測って誰かが行くとみんな渡り出します。

また、それまでは話をしたこともなかった近所のおばあちゃんが食べ物をくれたこともありました。日本っていいなぁと思いましたし、あの地震の体験が無かったら、人の心にここまで向き合わなかったかもしれません。今スマホやネットの時代ですが、やっぱり行き着くところは人間で、人と人の繋がりはお店の中でも大事だなと思います。

 

「笑顔と元気の発信基地」でありたい

——お店には常に人が集まっているということですが、サロンの運営面で大事にされていたことは何でしょうか?

特に大事にしていたのは「お客様と真摯に接すること」です。

たとえ1時間ずっと旦那さんや姑の愚痴を聞くとしても、真摯に接していました。正直に言うと、1時間愚痴を聞いてもお金にはなりません。けれど、お金だけもらおうと思っていても、お客様との関係が続かず、一回きりで終わってしまうのです。

だから、お客様から「お金をいただこう」ではなく「悩みを聞いて、心も体も綺麗になって帰ってもらおう」と考えるようになりました。

 

サロンへ来たときよりも笑顔で帰っていただく「笑顔と元気の発信基地」という風に自分では言っていて、8年間ずっと、人の心と本気で向き合うことを大事にしています。

 

「お金をもらおう」と思っていては、商売はできない

——他に、接客において心がけていることはありますか。

お客様をお出迎えするのは最初の第一印象で決まるので「いらっしゃいませ」という言葉をにこやかに言い、お客様と心を近づけられるよう、自分との共通点を探すことです。

最初、お客様はみなさん凝って来る訳です。「何か高いもの買わされるんじゃないか」「コースを組まされるんじゃないか」と緊張して、ドアを開けられます。

そんなときに、例えばお客様の靴がすごくオシャレだったら「この靴すごくかわいいですね。私もこういう靴好きなんですよ」と言うと、お客様は喜ばれます。

 

特に女性を相手にする商売では、心が大事です。「お金をもらおう」と思っていては商売はできません。

 

「仕事で嫌なことがあったから顔だけ見に来た」とお店のドアを開けて、私の顔を見ると「もう大丈夫!元気もらった!」と本当にすぐ帰っていくお客様もいらっしゃいます。「こんなこと上司に言われた」「旦那と喧嘩した」と泣きながらお店に来る方もいます。お客様が来たときの倍以上の笑顔で帰ってもらうことを、ずっと大事にしています。

 

 

——極端に言うと、お客様はサロンに来たのではなく、知人との待ち合わせ場所であり、家に来るような感覚なのですね。

はい。本当に「会いに来てくれる」という感じです。だから口コミがすごく起こっています。

会社にいる女性たちの間で「ここのお店どうかなあ」「じゃあ私行ってみる」「すごい良かったよ」「話を聞いてくれるよ」と言う口コミが広がり、続々と来てくれます。

 

福島の本店が広告担当も驚きのリピート率100%。「自分がされたら嬉しい」ことを徹底すれば必ずお客様は来る

——リピートされるお客様も多いのでしょうか?

うちのサロンは、リピート率が圧倒的にすごいです。福島のお店はホットペッパービューティーが主な広告媒体なのですが、リピート率は100%です。

「こんなお店は他に見たことが無い」と担当の方にもビックリされます。

 

 

——そこまでのリピート率にするために、特に意識されていることはありますか?

もちろん施術ありきですが、「お客様を大事にする」「満足して帰っていただく」「笑顔になって帰っていただく」ことを常に意識しています。

他に意識しているのは、お客様を好きになることです。お客様が大好きという気持ちでいないと、100%の接客が出来ません。どんなお客様だろうと、まずはこちらから好きにならないと、100%以上の笑顔で帰してあげることができません。

お客様が気持ち良く帰れるようになり、また来たいと思っていただけるのは、「大好き」と自分に言い聞かせながら接客しているからです。

 

逆の立場で考えると「この人ってもしかして早く帰って欲しいって思ってるのかな?」と感じさせてしまうと居心地が悪くなってしまいます。

だから私はそこを大事にしているのでリピート率が高いし、口コミで広がっているのだと思います。

 

 

——徹底的にお客様の視点に立っているのですね。

「こういうことをされたら嬉しいな、満足できるな」という、自分がされて嬉しいことをお客様にしてあげることが、お店にとって一番大事なことだと思います。

主婦が1時間に使う6,000円は大きなお金です。主婦だって忙しい訳で、子供のお迎えもあるし夕飯の準備もあるし、そんな中で大切な時間と大切なお金を使っていただく。それ以上に何倍もの価値があるものを得られたら、「もう一回来たい、あそこの店良かったよね」となります。

 

「お客様目線に立つ」という言葉自体は良く聞きますが、うわべの言葉だけになってしまうことが多いのではないかと思っています。それを掘り下げると、「自分がされて嬉しいことをお客様にしてあげる」ということなのだと思います。

接客業で大事なことはそれしかありません。だからお客様が来てくれるし、リピートしてくれるのだと思います。そこを大事にすれば、必ずお客様は来ます!

 

「まず自分が輝く」女性を増やしたい。降ってきた女性支援と起業支援のご縁

——福島と横浜の店舗にスタッフさんはいらっしゃるのでしょうか?

福島のお店は、私が一人でやっています。横浜のお店は、スタッフとして震災で避難した友達を雇っています。それが女性支援の一つです。

「輝きたい」とか「美香子みたいになりたい」とよく言われるので、「じゃあ私横浜にお店出すからやりなよ」という流れで決まりました。

 

あとは、外見は綺麗なのに、疲れちゃっている人が多いように感じます。仕事に疲れているのではなく、毎日同じことの繰り返しで何の変化も無くて疲れているみたいな人が多いです。

そんな女性たちを輝かせる仕事をしたいと思っています。

 

 

——女性の起業支援もされているのですね。

はい。

現在は講座のインストラクターとして、少資金で資格を取得できて開業できる講座を担当し、女性の起業支援をしています。

 

子育ての合間にゆっくりできて、女性を輝かせる仕事が生まれる、複合施設をつくるのが夢。

——今後の目標をお聞かせいただけますか。

今、児童虐待が問題になりますが、「虐待するお母さんばかりが悪いわけではない」という思いが私の頭の中にあります。核家族で旦那さんはいつも仕事で、子供といつも向き合っているお母さんはストレスを抱えてイライラしてしまいます。

そんなお母さんに癒しの時間と素敵な時間を作れるような施設を作りたいと思っています。

 

実は頭の中で建物の設計図までできていて、真ん中が中庭でブランコとか滑り台があって子供が遊べるスペースを作り、建物の中にはテナントとして美容室、ネイルサロン、整体、カフェなど入れるようにしたいです。

託児所兼美容のトータルケアができる複合施設で、女性を輝かせる場所を作りたいです。

 

「夢が大きすぎる」と言われるかもしれませんが、いつか絶対、私が死ぬまでにやりたいことに入っています。

「毎日が楽しくて、お客様に会うのが楽しい」そんな自分に自信を持った素敵な女性を、日本中でキラキラ輝かせたいということが目標ですね。

 

マネはできない、お客様との対話の中で見つけるサロンづくりと自分づくり

——では最後に、これから開業される方に向けてメッセージお願いします。

今回のようなインタビューを、福島の地元誌で受けたときにも話したのは「愛されたいばかりでは愛って通用しない」ということです。

 

「愛されたいなら愛しなさい」、だからお客様のことを大好きにならないと、お客様にも大好きになってもらえない。そのためにも「自分がこうされたらまた行きたい」と思えるようなサロンづくりと、自分の人間づくりを模索することです。

真似はできないので、自分がお客様と対話をしていく中で、また行きたいと思えるサロンづくりをしていくことです。

 

新規集客も最初は躓くと思います。新規集客は、何かしら広告媒体を出せば、新規のお客様はいらっしゃいますが、そこからリピートに繋げるところで苦戦されるサロンオーナーさんが多いです。

例えば「このお客様は割引クーポンを使って2,000円で来たからどうでもいいや」という思いで施術をしたら、もうそのお客様は二度と高いお金を払って来てくれなくなります。オーナー本人は無自覚でも、そういった気持ちは施術に出てしまうからです。

初回が安かろうが高かろうが、全て同じお客様として施術しないとリピートは取れません。

 

※撮影協力:松下 晃太

プロフィール

佐々木 美香子

 

・スリム・グレース( https://slim-grace.net/ )

福島本店
〒960-0102  福島県福島市鎌田字御仮家76

横浜店
〒231-0011  神奈川県横浜市中区太田町6-86

はじまりは2010年。
震災の前年、福島で開店したエステサロン、スリム・グレース1号店。
震災で多くの女性が心に傷を負いました。
そんな彼女たちは心の拠り所を求めてスリム・グレースに大勢の方がいらっしゃいました。
外見だけでなく内面の癒しも求めて、、、。
そしてみなさん気づくのです。
内面が綺麗になることによって外見も美しくなるということを、、、。
スリム・グレースは「内」と「外」、両面から「美」を提供する痩身エステサロンです。
日々の時間の流れから解き放たれて
エステサロン「スリム・グレース」へいらっしゃってみませんか。

SNSでフォローする